好きな神話のモチーフ2
前回からの続きです。
◯食べ物を分けて与えることは、魂を分け与えることと同義
これ印象的なのが千と千尋の神隠しで、ハクが千尋におにぎりをあげるシーンですね。
あれはハクの魂を半分分け与えてもらってるんです。
それまでベソベソして自信のなかった千尋が、おにぎり食べながら思い切り泣いてからは少しずつ湯屋の仕事に向き合っていきます。
大切なシーンだから尺も長いしすごく丁寧に描かれてますよね。
それだけたくさんの人の胸を打ち、魅了するシーンなわけです。
ラピュタでも、パズーがシータにパンと目玉焼きをあげますよね。
2人はこれから運命共同体だよってシーン。言葉で言うより、わからせてしまう。
もののけ姫では、サンとアシタカの出会いのシーンからいきなりこれですね。
干し肉を噛んで分け与える。
アシタカの中でサンは消えない存在になる。
君の名は。だと口噛み酒は三つ葉の半分なわけだし、三つ葉の魂を半分もらって滝くんは入れ替わりの資格を手に入れる。
単純なところではももたろうがきびだんごをあげるよね。でも小さい頃思ってた。きびだんご一つでついていかなくない?って笑笑
割りに合わないよね、鬼退治大変だし。死ぬかも知れないし
でもそういう話じゃないんだよね、俺の魂を分け与えるからついてこいって話なの。
こうしてみると、一緒にご飯を食べるってすごく大切なことなのね...
◯神話や童話の中で禁止されたことは絶対に破られる
玉手箱は開けられちゃうし
パンドラの箱は開けられちゃうし
機織りしてるとこは見るなって言われたのに見ちゃうし
振り返るなって言われたのに振り返っちゃうし
家に帰ってあけろって言われたつづらを途中で開けちゃうし
もうね、人間我慢ができないのね笑
禁断の恋が流行るのも仕方がないな...
もっともっと好きなモチーフがでてきたら書きます〜❤️