保健師さんが家にきてくれました。
私が泣きながら電話したため、保健師さんが心配して家にきてくれました。
うつにならないか?子供との接し方は大丈夫か?と大変心配された様子です...
「お話を聞いてると、とても苦しいですよね。なんとか辛くならないようになってほしいです」
と私の話を聞いてくれる...
ありがたくて、涙が抑えられない。
息子の前なのに。
すると息子が、お腹をなでてくれる。
「ママなんで泣いてるの?どうしたの?大丈夫だよ」
と。
ごめんね、ありがとうとしか言えない私。
保健師さんが言った。
「ママが病気の子って...特に入院とかしてしまうと、(自分のせいでママは泣いてるんだ、いい子にならなくちゃ)って思っていい子になろうと頑張っちゃう傾向があるんですよ。息子くん、すごく優しい性格の子みたいだから、そこも少し心配ですね」
と。
まさにそう...
お腹が痛くなると、思いつめた顔で症状を検索
いてもたってもいられなくなって、今日やってる病院を探して、突然「病院に行くよ。ごめんね」と子供2人を連れて出かける。
最初はおとなしく待ってる息子、そのうち飽きて家に帰りたがると
「ごめんね。ママすぐ病院に来ちゃって」と罪悪感から謝る。
「いいよ、ママのせいじゃないよ。ママぜんぜん悪くないよ」
なんて優しい言葉を言わせてしまう。
疲れて掃除もできてない。夕飯はやっと作っている。
家が荒れていて、帰ってきた主人に怒られる。
これじゃダメだ...
生活の中心が、自分の不安を取り去ることになってしまっている。
子供を第一に考えなくちゃいけないのに。
なんとかしなくちゃだめだ。
保健師さんが、今まで心配した病気と検査を書き出してくれる。
舌に口内炎ができて舌がんを疑い
痰に血が混じり肺がん→胸部レントゲン
頭痛と歯の痛みで脳腫瘍→頭部CT
耳痛で喉のがん→咽頭カメラ
すべて異常なし。
「今までのこれをみてどうですか?」
と、言われて
「完全に心配のしすぎ。心の病気だと思います。特に喉とかはほんのちょっとの違和感を拡大して大騒ぎして、バカだなぁと今は思います。完全におかしいです。でも渦中にいると、本気で悩んでしまって気がつかない」
と答える。
「もし大病だったときに後悔したくなくて、可能性を消しに行くんですよね。考え方のクセというか、認知に歪みがあるのかもしれない。やっぱりカウンセリングを受けていったほうがいいと思うんです。まず第一に、お母さんが辛くなくなるために。そしてお母さんが辛くなくなると、子供が楽しく、家族が楽しくなります。毎日を楽しく、少しでも辛くなく過ごせるようにやってみませんか?前みたいな自分に、戻りたい気持ちがあるんですよね」と。
心を動かされてその日にすぐ、カウンセリングの予約をとった。
この保健師さんに出会えてよかった...
私の気持ちを尊重してくれて、聞いてくれて、いい方向に導いてくれる。
なんてありがたい存在なんだろう。
私、変わりたいし頑張りたい。
やれるだけのことをやってみよう。