心気症の学会2世が自分の心を取り戻したいんだってよ

学会2世ですが、信仰心なしです。心気症気味です。高血圧合併妊娠で3人目を産もうとしています。

毎日、繰り返す

夜眠れなくて、いのちの電話にかけたらつながった。

 

不安なこと。

不安を打ち消そうとするともっと不安になること。

もっと自分を信じたいのにできないこと。

誰でもいいから気がついてほしい。

すがりたい。助けてほしい。なにか言葉がほしい。

そんな気持ちで掲示板に書き込みしてしまうこと。

なにかせずにいられなくて、眠ろうとして目を閉じると不安な考えばかり浮かんできてついスマホをいじりまた眠れなくなること。

弱い自分を乗り越えたいこと。

どう不安に向き合うか。

どうやって自分を信じていくかを生きる中で探していること。

「それがあなたの人生の中で大切なテーマなんですね。自分でもわかっていて、模索している途中なんですね」

と言われたこと。

「宗教を信じる母親から離れた貴方の考えはただしい。だから合理的な考えのご主人と一緒になったんでしょう」

といわれ、とっさにわたしから出た言葉があった

「自分が2人いるみたいなんです。頭では合理的な考えが正しいと思っているし宗教が嫌なんです。でも自分の中の子供の部分みたいなのが、母親に甘えたいし、なにか大きな力にすがりたいって思ってるんです。なにか宗教の後遺症みたいなものがどうしても残ってしまっているんです」

「でも何かにすがっても結局のところ幸せにはなれないんです。それがわかっているのに...結局は自分次第、私の考え次第ってわかっているんですけど...」

 

私は圧倒的な力を持った誰かに救われたい。

困難があったときに自分がなんとかしてやるって力が湧いてこない。

依存、依存、依存。

 

どうしたら依存をやめられるんだろう?

困難があっても自分を信じて乗り越えることができるんだろう?

 

話す中で頭がスッキリして、考えを整理することができた。

 

朝血圧を測った。

150がでてしまったが、2回目は130

3〜5回目は120で安定した。

150のときはつい猫背になっていた。

猫背は血圧を上げてしまうそうだ。気をつけないと。

 

今日も減塩と運動を頑張る。

毎日を、積み重ねる。

 

 

それでも夜測ると140超え

せっかくおじいちゃん先生のところでいい血圧が出たのに、

 

夜測ったら140に。

何回測り直しても140ばかり。

ここで落ち込む。

 

落ち込むとつい、ネットを検索してしまう。

本当に馬鹿。

私のように高血圧でも無事に出産した人はいないのか。

しかし読むと、かなりのハイリスクで綱渡り。

赤ちゃんにも、自分にも死の危険があります。

 

未熟児。障害。死産。

脳梗塞、出血多量。

 

怖い...怖くてたまらない。

闇に飲まれそうになる。

そもそも3人目は予想外だった。

(ちゃんと計画してなかったのは赤ちゃんにもかわいそうだし本当にひどいことだと思っています)

経済的に不安だし、これから息子の小学校入学と娘の幼稚園入園が控えている...

3人目を妊娠したのは正しかったの...?

最低な考えが浮かんでくる。

赤ちゃんも私も死んでしまったら...

娘と息子はどうしたらいいの...?

死ねない。

死ぬわけにいかない。

 

もしかしたら、妊娠を諦めなければいけないかもしれない。

それも含めて、早く市立病院で相談したい。

 

そして眠れない。

馬鹿だからつい、携帯。

うとうとすると、夢に血圧の内容がでてきてすぐに目がさめる。

血圧には睡眠が必要なのに、赤ちゃんにひどいことをしている。

でも不安な考えばかり浮かんできて何もせず目を閉じているのがこわい。

 

ついいのちの電話をしてしまう。

つながらない。

ハイリスク妊婦の掲示板に書き込んでしまう。

ひどいことを言われて落ち込む。

誰でもいいから返事がほしい。

なにかしていないといられない。

誰かにすがりたい。

お母さんにすがりつきたい。

それはできない。

 

弱い私。

それが私。

 

洗いざらいぶちまげて思い切り大泣きしたい。

ひとりで、耐えられない。

 

おじいちゃん先生の心療内科へ

行ってきました。

顔を見た瞬間、泣きそうになる。

娘を見て「大きくなったね、かわいくなったね!」と言ってくれる。

泣きながら、「検診の時血圧が160いってしまって...家で測っても140とか130で...」

と訴えると

「それはそれは心配だね」

とのこと。

 

測ってみようか、とのことで測る。

すると...

上が126の下が84

アルェー??

 

きつねにつままれたような私

するとおじいちゃん先生がメダカの入っている金魚鉢を指差して

「あれをみて。めだかちゃんだよ〜。ひらひらおよいでるよ〜。めだかちゃんだね〜。Jちゃん(私)かな〜?だんだんまぶたが重くなるよ〜。目を閉じちゃう〜。いきをすう〜〜〜〜はぁ〜〜〜〜はきだす〜〜〜いきをすう〜〜〜〜〜〜はきだす〜〜〜〜ひと〜〜〜つ〜〜〜ふた〜〜〜〜つ〜〜〜〜みっつ〜〜〜〜〜」

私は催眠術にかかったように少し揺れながら深呼吸。

そんな私に測定器をつけてもう一度測る先生

 

そしたら...

115-79

アルェー???

 

次が

121-74

 

次が

106-77

 

...

 

アルェー???

 

「ここにくるとリラックスするでしょう?それがあなたの本当の血圧だよ」

「降圧剤なんて飲むことないよ!」

笑顔の先生、私は泣く。

 

帰りにネギくれた。

 

ずっとずっと、いてほしい...

いなくならないでほしい存在。

 

 

妊娠初期から高血圧

突然ですが3人目妊娠しました。

ほんとにヒョウタンからコマというか、おったまげーという感じです。

 

でもやばいです。

 

11週の検診で、血圧上が160超えました

自宅で測っても上が140〜120

12週の検診でまた150超え

 

ハイリスク妊婦ということで市立病院を紹介されました。

心気症の私はもう動転して号泣、区の保健師さんに電話、夫にも泣きつき大騒ぎ。

血圧を測るたびに一喜一憂、子供達(6歳と2歳)に慰められる始末...

昨日はうとうとすると血圧のことが頭をよぎりほとんど眠れず。

 

子供が早産かもしれない。未熟児、障害を持っているかもしれない。

私も脳の血管が切れるかもしれない。

 

怖い。これから先どうなるのか。

この怖さは消えません。

当たり前です、母親だから。

 

やれることをやるしかない。

ということで一生懸命調べて

◉ウォーキング

◉ハンドグリップ週3回

◉トマトジュース200ml

黒酢100ml

◉野菜をたくさんとる

◉減塩

◉ストレッチ

腹式呼吸

 

毎日できるだけ、頑張ることにしました。

笑顔でいるために。

楽しくいるために。

乗り越えたい。

 

これ以外にもいい方法があれば教えていただきたいです。

創価学会2世で心気症の女はこれを乗り越えられるのか。

乗り越えたいです。

 

 

怖がりながらも

やっぱり細かく点検すると、小さなあざが手や足にポツポツとあってショックを受けている私です。

 

関節の痛みもあり、やっぱり膠原病なのかと落ち込んだり。

 

でも最近の私は結構元気にやっています。

 

部屋を綺麗に整理し片付ける。

美味しいご飯を作る。

子供と自分も楽しみながら遊ぶ。

綺麗な下着をつけ、体のラインが出やすい服を着る。

主人とよくくっついてスキンシップをとる。

感謝の言葉をすぐ口にする。

 

運命が決まっているのなら、今はまだなにも起きていない(すぐにどうにかなるわけじゃない、様子見の段階)わけだし

考えてもなんの解決にもならないし、今できることをするしかない。

 

病気になったとしても、私が私であることは誰も奪えない。

心のありようは自由だ。

だったらもっとパワフルに。

輝かせたほうがいい。

 

こんなふうに考えるようになったのは、あるきっかけがあったからなんですけど

ちょっと自分でもどうなんだろうと思うようなきっかけだったので...

また話せる時に。

君の名は。感想1 アンドロギュヌスと半身

君の名は。をDVDで借りて見ましたよおおおおお!!!!!

 

ネタバレしています。

 

見た前提の話をしていきます。

 

 

 

 

 

 

まず思ったのは...

運命論すごいな、と。

三つ葉と滝くんはなんでだかわかんないけどお互いに結ばれることが運命づけられていて、三つ葉の死によって一度は引き裂かれるんだけど2人でめちゃくちゃ頑張って未来を変えて最終的にはハッピーエンドという話なんだなぁと思いました。

 

三つ葉の半身は滝くん。滝くんの半身は三つ葉。

お互いに無くした半身を取り戻そうとする、その熱量だけで一気に最後まで突き進むお話なんだなぁと。

 

欠けた半身を取り戻す、というのは神話に基づいているそうです。

 

以下wikiから引用

 

両性具有の逸話として、プラトンの『饗宴』の中でアリストパネスが語ったとされる演説がある。この中でアリストパネスは、かつて男と女の他に「男女(おめ)」と称された両性具有者がおり、いずれも手足が4本ずつ、顔と性器も2つずつあったと説いた。ところが、ゼウスによってそれらを両断したため、手足が2本ずつ、顔と性器が1つずつの2人の「半身」となり、それぞれが残された半身に憧れて結合しようと求め合った。そして元々男女だった男と女が互いの半身、すなわち男は女を、女は男を求める事になった。それが男女の愛であると説いた。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/両性具有

 

なるほどなるほど。

男と女は昔は1つの生き物だったんだね。それが神様によって引き裂かれてしまったんだね。そして欠けた半身を探し求めるのが男女の愛なんだね。

 

これはとてもロマンチックですよ。

この世のどこかに、欠けた私の半身がいる。

どこで何をしているんだろう?どんな人なんだろう?いつか出会えるのかな...出会えたらわかるのかな...?

 

10代だったら素直にそう思っていた。

 

でもね、こちとら心が汚れちまったアラサーですからよ。

そう素直にストンとは腑に落ちないんですわ。

 

まず、両性具有ちゅう前提からしてわからん。

男と女は昔はひとつだった?

いやいや人間たった1人で生まれてきてたった1人で死んでゆくんだよ。

魂はそれぞれ別個の単体であるのが当たり前と思ってる私。昔はセットだったなんてイメージしにくいんですわ。

 

この世の全ての人に半身という特別な存在があるのであれば。

例えば若くして命を落としてしまった魂は?

その魂にも半身があるんでしょ?

その半身は一生運命の人に出会えないじゃないか。

 

そして半身に出会えなければそれは運命の恋じゃないってことなの?

所詮は運命とは違う仮初めの恋?

それは違うでしょと思うんです。

 

運命の恋だと思っても、ずっと一緒にいればお互いの悪いところが目についてしまったり

思いやりを持てなくなったり、ケンカしてしまったり。

気持ちが冷めてしまったり、他の人に気持ちが向いてしまったり。

いくらでもあると思うんです。

 

人生のパートナーと一生添い遂げるには、運命は必要なくてひとえにお互いの理解と忍耐と優しさが必要だと思うんです。

 

私が言いたいのは、

半身なんてないよ。

所詮は他人だから。

他人とは分かり合えない。

それでも2人で生きるんだから、工夫をしていかないといけないんだよ。って現実的なところ。

 

その現実的なところをすっとばして、

三つ葉の半身は滝くんなの!

滝くんの半身は三つ葉なの!

だって運命でそう決まってるの!!

で最後まで突っ走るのが多分違和感なんだなぁと思います。

 

三つ葉と滝くんはお互いに入れ替わってるけど、直接会話して理解を深め合ったわけではないし

お互いどうやって惚れていったんだろう...?

てとこがよくわからないんですよね。

メールも日記も交流していたけど、お互いにガツガツ文句言ってたし軽いノリだったからねぇ。

特に三つ葉が滝くんに惚れた理由がよくわからない。

滝くんが三つ葉に惚れるのはわかるんですよ。

女子力高いし優しいし、よくできた女の子だから。

あとおっぱいきれいだし、あんなに胸揉んでたらもう性欲すごい高校生なんてもう惚れるだろ(適当

 

ただ...三つ葉ってどのタイミングで滝くんに惚れてた?

????????????

滝くんに何か惚れる要素あった??????

おっぱいは揉みまくるわ、田舎だって馬鹿にするわ、男らしく振舞って周りを翻弄するわで結構勝手な奴じゃなかったか?

それに...そんなにイケメンか...?

誰か教えてもらえませんか?本当に。

 

あとよくわからないのが、三つ葉はなんで滝くんが奥村先輩とデートする日に会いに行ったのか。てこと。

あの時にはもう好きだったんだよね。

だからデート現場に行けばすぐ見つけられるのにわざとはずして自宅周辺や電車を探してる。

 そして滝くんに「誰?」って言われてショックで髪を切っている。

でもなんでわざわざデートする日に行くかな...

結果が気になったのもあったのかな。

奥村先輩とうまくいってたら、友人として気持ちを隠して応援するつもりだったんだろうか。

このへんの乙女心よくわからないんです。

 

人と人が理解し合うのってものすごく大変なことじゃないですか。

この過程が描かれてないのがちょっと、現実的なアラサーおばさんにはハマらなかったのかもしれないっすね。

 

滝くんのバックグラウンドがもうちょっと描かせていればよかったかもしれないね。

父子家庭ではあるけど、お母さんがどうなったのかはわからなかった。

何不自由ない、東京の生活を楽しんでる普通の男の子だったから...

 

滝くんの心の悲しみみたいなものに三つ葉が気付くとかあれば、滝くんのこと好きになる説得力が増したかな。

 

滝くんのほうにその描写はあるけどね。巫女の仕事、大変だなとか...特殊な家に生まれて難儀だなって同情はしてたと思うよ。 

 

 

とりあえず私が言いたかったのは、半身なんてねーよ。

ただ人は理解者を求める。愛を求める。

どーしよーもなく孤独で寂しい生き物で、だから悩ましいし難しいけど生きて行くしかないんだぜ。ってことなんでした。

 

長文になってごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きな神話のモチーフ2

前回からの続きです。

 

◯食べ物を分けて与えることは、魂を分け与えることと同義

 

これ印象的なのが千と千尋の神隠しで、ハクが千尋におにぎりをあげるシーンですね。

あれはハクの魂を半分分け与えてもらってるんです。

それまでベソベソして自信のなかった千尋が、おにぎり食べながら思い切り泣いてからは少しずつ湯屋の仕事に向き合っていきます。

大切なシーンだから尺も長いしすごく丁寧に描かれてますよね。

それだけたくさんの人の胸を打ち、魅了するシーンなわけです。

 

ラピュタでも、パズーがシータにパンと目玉焼きをあげますよね。

2人はこれから運命共同体だよってシーン。言葉で言うより、わからせてしまう。

 

もののけ姫では、サンとアシタカの出会いのシーンからいきなりこれですね。

干し肉を噛んで分け与える。

アシタカの中でサンは消えない存在になる。

 

君の名は。だと口噛み酒は三つ葉の半分なわけだし、三つ葉の魂を半分もらって滝くんは入れ替わりの資格を手に入れる。

 

単純なところではももたろうがきびだんごをあげるよね。でも小さい頃思ってた。きびだんご一つでついていかなくない?って笑笑

割りに合わないよね、鬼退治大変だし。死ぬかも知れないし

でもそういう話じゃないんだよね、俺の魂を分け与えるからついてこいって話なの。

 

こうしてみると、一緒にご飯を食べるってすごく大切なことなのね...

 

◯神話や童話の中で禁止されたことは絶対に破られる

 

玉手箱は開けられちゃうし

パンドラの箱は開けられちゃうし

機織りしてるとこは見るなって言われたのに見ちゃうし

振り返るなって言われたのに振り返っちゃうし

家に帰ってあけろって言われたつづらを途中で開けちゃうし

 

もうね、人間我慢ができないのね笑

禁断の恋が流行るのも仕方がないな...

 

もっともっと好きなモチーフがでてきたら書きます〜❤️